治療薬物モニタリング〈TDM〉の対象になる薬物の特徴はどれか。1 つ選べ。
治療薬物モニタリング〈TDM〉の対象になる薬物の特徴はどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 狭い治療域半減期が短いこと自体はTDMの対象となる理由になりません。
- ⑵ 短い半減期血液脳関門の通過性はTDM対象を決める条件ではありません。
- ⑶ 血液脳関門の低い通過性タンパク結合率の低さはTDM対象の特徴ではありません。
- ⑷ 血漿タンパクとの低い結合率バイオアベイラビリティの高さはTDMが必要な理由になりません。
- ⑸ 高いバイオアベイラビリティ有効域と中毒域が近い、つまり治療域が狭い薬物こそ血中濃度の監視が必要です。
解説
正解は⑴です。治療薬物モニタリング(TDM)は血中濃度を測定して投与量を調整する方法で、有効域と中毒域が近い(治療域が狭い)薬物、血中濃度と効果の相関がはっきりしている薬物、個人差の大きい薬物が対象になります。ジゴキシン、テオフィリン、フェニトイン、バンコマイシン、アミノグリコシド系抗菌薬などが代表例です。半減期や結合率、バイオアベイラビリティの値そのものは対象を決める特徴とはされていない点に注意が必要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成