上顎部分切除術が適応となるのはどれか。1 つ選べ。
上顎部分切除術が適応となるのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 口蓋隆起口蓋隆起は反応性の骨増生で、必要な場合は骨隆起の削除を行います。
- ⑵ 多形腺腫口蓋の多形腺腫は周囲組織を含めた腫瘍摘出を行い、顎骨の切除は通常不要です。
- ⑶ エプーリスエプーリスは歯肉の限局性腫瘤で、骨膜を含めた切除で対応します。
- ⑷ 悪性リンパ腫悪性リンパ腫は化学療法や放射線療法が治療の中心です。
- ⑸ 歯原性粘液腫歯原性粘液腫は再発しやすいため、上顎部分切除術などの切除が適応です。
解説
正解は⑸です。歯原性粘液腫は粘液様の基質に星状・紡錘形細胞が散在する良性の歯原性腫瘍で、被膜を欠き周囲の骨梁間へ浸潤性に増殖するため、摘出術や搔爬では再発しやすい腫瘍です。そのため上顎に生じた場合には、周囲の健常骨を含めて切除する上顎部分切除術が適応となります。口蓋隆起は骨隆起で削除術、多形腺腫は腫瘍摘出、エプーリスは切除、悪性リンパ腫は化学療法や放射線療法が基本です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成