仰臥位低血圧症候群で正しいのはどれか。3 つ選べ。
仰臥位低血圧症候群で正しいのはどれか。3 つ選べ。
- ⑴ 静脈還流が増加する。子宮による下大静脈の圧迫で、静脈還流はむしろ減少します。
- ⑵ 心拍出量が減少する。静脈還流の減少により心拍出量が減少し、血圧が低下します。
- ⑶ 子宮血流量が減少する。母体の血圧低下に伴い子宮血流量が減少し、胎児にも影響が及びます。
- ⑷ 上大静脈が圧迫される。圧迫されるのは上大静脈ではなく、子宮の背側にある下大静脈です。
- ⑸ 妊娠後期に認められる。子宮が十分に大きくなる妊娠後期に認められます。
解説
正解は⑵と⑶と⑸です。仰臥位低血圧症候群は、妊娠後期に仰臥位をとると増大した子宮が下大静脈を圧迫し、心臓への静脈還流が減少することで心拍出量が低下し、血圧低下、悪心、冷汗などを生じる病態です。母体の血圧低下により子宮血流量も減少し、胎児にも影響が及ぶおそれがあります。歯科治療では左側臥位をとらせる、または右腰の下にタオルを入れて体を左に傾けることで対処します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成