78 歳の男性。歯の喪失による咀嚼困難と審美不良を主訴として来院した。診察の結果…
78 歳の男性。歯の喪失による咀嚼困難と審美不良を主訴として来院した。診察の結果、インプラント義歯による補綴歯科治療を行うこととした。初診時のエックス線画像(別冊No. 24A)とある装置の写真(別冊No. 24B)を別に示す。この装置の目的はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ CT の撮影診断用テンプレートを装着してCTを撮影し、上部構造と骨の位置関係を確認します。
- ⑵ 審美障害の改善審美障害の改善は暫間補綴装置の目的で、この装置の目的ではありません。
- ⑶ 咀嚼機能の回復咀嚼機能の回復は暫間義歯や最終補綴装置の目的で、この装置の目的ではありません。
- ⑷ 治療計画の立案CT画像と組み合わせて埋入位置や方向を検討し、治療計画を立案するために用います。
- ⑸ 発音機能の改善発音機能の改善は補綴装置の目的であり、診断用テンプレートの目的ではありません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴と⑷です。写真は確認できませんが、インプラント治療前に用いる装置としては、診断用ワックスアップをもとに製作したエックス線造影性のある診断用テンプレート(ラジオグラフィックガイド)が考えられます。これを装着してCTを撮影すると、理想的な上部構造の位置と骨の状態との関係を確認でき、埋入位置・方向・本数などの治療計画の立案に役立ちます。咀嚼や審美の回復は暫間義歯の目的です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成