ある装置の製作に用いた石膏模型(別冊No. 2A)と装置の写真(別冊No. 2B…
ある装置の製作に用いた石膏模型(別冊No. 2A)と装置の写真(別冊No. 2B)を別に示す。改善されるのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 構音構音の改善は言語発達後の口蓋形成術やスピーチエイドの目的で、新生児期の哺乳床の主目的ではありません。
- ⑵ 呼吸呼吸の改善を目的とする装置ではなく、哺乳床は口腔と鼻腔の交通を遮断して哺乳を助けます。
- ⑶ 哺乳哺乳床は口蓋裂を覆って口腔内に陰圧をつくりやすくし、哺乳障害を改善します。
- ⑷ 口唇閉鎖口唇閉鎖は口唇形成術で得られるもので、口蓋に装着する哺乳床の目的ではありません。
- ⑸ 鼻咽腔閉鎖鼻咽腔閉鎖の改善はスピーチエイドや軟口蓋挙上装置の目的で、哺乳床の役割ではありません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。石膏模型と装置の写真から、口唇口蓋裂の新生児に用いる哺乳床(Hotz床など)を想定した問題と考えられます。口蓋裂があると口腔と鼻腔が交通して口腔内に陰圧をつくれず、乳首を十分に圧迫できないため哺乳障害が生じます。哺乳床で裂を覆うことで哺乳が改善し、あわせて顎裂部の顎発育誘導も期待できます。構音や鼻咽腔閉鎖の改善は、より成長してからのスピーチエイドなどの役割です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成