全身麻酔下の口腔外科手術中に、上肢が術野の覆いの下にあり、麻酔科医が顔面で動脈の…
全身麻酔下の口腔外科手術中に、上肢が術野の覆いの下にあり、麻酔科医が顔面で動脈の拍動を確かめることにした。顔面動脈の拍動を触れる部位として正しいのはどれか。
- ⑴ 下顎骨の下縁で、咬筋の前縁と交わるところ顔面動脈は咬筋の前縁で下顎骨の下縁を越えて顔面に出るため、ここで拍動を触れます。
- ⑵ 眼窩の下縁の中央から、1cmほど下方のところ眼窩下孔のあたりで、眼窩下神経と眼窩下動脈の細い枝が出る部位です。
- ⑶ 甲状軟骨の高さで、胸鎖乳突筋の前縁のところこの部位で拍動を触れるのは総頸動脈です。
- ⑷ 下顎角の後方で、乳様突起の前下方のところ顔面動脈はこの部位では深部を走り、表面から拍動は触れにくい部位です。
- ⑸ 耳珠のすぐ前方で、頬骨弓の根元のところこの部位で拍動を触れるのは浅側頭動脈です。
解説
顔面動脈の拍動を触れるのは、下顎骨の下縁で咬筋の前縁と交わるところです。顔面動脈は外頸動脈の枝で、顎下腺の付近を通ったあと、咬筋の前縁で下顎骨の下縁を回って顔面に出て、口角の外側を内眼角へ向かいます。この部位では骨に押しつけて拍動を触れることができます。耳珠の前方では浅側頭動脈、胸鎖乳突筋の前縁では総頸動脈の拍動を触れます。
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