歯科医院で、静脈内鎮静法のために肘窩の正中皮静脈に留置針を刺入する。手技として正…
歯科医院で、静脈内鎮静法のために肘窩の正中皮静脈に留置針を刺入する。手技として正しいのはどれか。
- ⑴ 留置針が入ったあとも駆血帯を巻いたまま、薬液の注入を始める。駆血帯をはずさないと薬液が流れず、漏れや血腫の原因になります。
- ⑵ 駆血帯を刺入部より末梢側の前腕に巻き、静脈を怒張させてから穿刺する。末梢側を締めても刺入部の静脈に血液はたまらず、怒張しません。
- ⑶ 針を皮膚に対して垂直に立て、筋層まで深く刺入する。垂直に深く刺すのは筋肉内注射の手技で、静脈穿刺では浅い角度で刺入します。
- ⑷ 拍動を触れる部位を選んで穿刺し、血液の逆流を確かめる。拍動を触れるのは動脈で、誤って刺入すると動脈穿刺になります。
- ⑸ 駆血帯を刺入部より中枢側の上腕に巻き、静脈を怒張させてから穿刺する。中枢側を締めると静脈の血流がせき止められ、静脈が怒張して穿刺しやすくなります。
解説
正しいのは、駆血帯を刺入部より中枢側の上腕に巻いて静脈を怒張させてから穿刺することです。静脈は末梢から心臓へ向かって血液を戻すため、中枢側を締めると刺入部に血液がたまり、穿刺しやすくなります。針は皮膚に対して浅い角度で刺入し、血液の逆流を確かめてから駆血帯をはずして薬液を入れます。拍動を触れる部位は動脈なので避けます。
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