85歳の女性。脳梗塞の後遺症で寝たきりの状態で、自宅で家族が介護している。歯肉の…
85歳の女性。脳梗塞の後遺症で寝たきりの状態で、自宅で家族が介護している。歯肉の炎症と多量のプラークがあり、家族が口腔清掃を行うことになった。清掃のときの姿勢として最も適切なのはどれか。
- ⑴ うつぶせに寝かせて、顔を枕にうずめた状態で清掃を行う。うつぶせでは口腔内が見えず、呼吸も妨げられます。
- ⑵ ベッドを水平にしたまま仰向けにして、頭を後ろへ大きく反らせる。頭を反らせると水や汚れが気道へ流れ込みやすくなります。
- ⑶ 首を強く後ろへ曲げたまま、口に大量の水を含ませて清掃する。頭を後ろへ曲げると誤嚥しやすく、大量の水も危険です。
- ⑷ 上体を起こして頭をやや前に傾け、水がのどへ流れ込まないようにする。頭を前に傾けた姿勢は、誤嚥を防ぎながら清掃できる姿勢です。
- ⑸ ベッドを水平にしたまま、顔を天井に向けて口を大きく開けさせておく。仰向けでは水や汚れがのどへ流れやすく、誤嚥の危険が高くなります。
解説
最も適切なのは、上体を起こして頭をやや前に傾け、汚れた水がのどへ流れ込まないようにすることです。寝たきりの人の口腔清掃では、誤嚥を防ぐことが最も大切です。上体を起こし、頭を前に傾けると、水や汚れが口の前の方にたまり、のどへ流れにくくなります。起き上がれない場合は、横向きにして顔を下に向けます。水は少なめにし、スポンジブラシなどで汚れを回収しながら清掃します。
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