11歳の男子。上顎第一大臼歯を遠心へ移動するため、フェイスボウを用いたヘッドギア…
11歳の男子。上顎第一大臼歯を遠心へ移動するため、フェイスボウを用いたヘッドギアを使う。牽引の力の作用線が上顎第一大臼歯の抵抗の中心をちょうど通るように、外側の弓の長さと角度を調整した。このとき大臼歯に起こる動きとして最も適切なのはどれか。
- ⑴ 歯の長軸を中心として、近心頬側の咬頭が口蓋側へ向く回転長軸のまわりの回転は、この力の加え方では主に生じません。
- ⑵ 遠心への動きはなく、歯が長軸の方向へ骨の中に押し込まれる動き遠心への力が加わるため、歯は遠心へ動きます。
- ⑶ 歯冠が大きく遠心へ傾き、歯根はほとんど動かない傾斜移動作用線が抵抗の中心より歯冠側を通ると、このような傾きが生じます。
- ⑷ 歯根が大きく遠心へ傾き、歯冠は近心へ傾く回転を伴う動き作用線が抵抗の中心より根尖側を通ると、このような回転が生じます。
- ⑸ 歯冠と歯根がほぼ同じだけ遠心へ動く、歯体移動に近い動き力の作用線が抵抗の中心を通ると、回転が生じず平行に動きます。
解説
最も適切なのは、歯冠と歯根がほぼ同じだけ遠心へ動く、歯体移動に近い動きです。歯に加わる力の作用線が抵抗の中心を通ると、歯を回転させる働きは生じず、歯は平行に移動します。作用線が抵抗の中心より歯冠側を通ると歯冠が遠心へ傾き、根尖側を通ると歯根が遠心へ傾きます。ヘッドギアでは外側の弓の長さや角度を変えることで、作用線の位置を調整し、大臼歯の動き方を選びます。
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