7歳の男児。自転車で転んで顎を打ち、左の下顎角の付近に痛みがある。エックス線検査…
7歳の男児。自転車で転んで顎を打ち、左の下顎角の付近に痛みがある。エックス線検査で、骨の外側の皮質骨は連続したまま、内側に折れ曲がるような不完全な骨折がみられた。小児の顎骨骨折の特徴として正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 小児の骨は骨膜が薄いため、骨折すると骨片が大きくずれやすい。小児の骨膜は厚く、骨片は大きくずれにくいです。
- ⑵ 骨が軟らかく弾力があり、完全には折れない若木骨折になりやすい。小児の骨は柔軟で、骨膜も厚いため不完全な骨折が多くなります。
- ⑶ 骨の治りが早いため、成人より短い期間の固定で治ることが多い。小児は骨の形成と改造が活発で、治癒が早く進みます。
- ⑷ 顔面の骨折の起こる頻度は、成人より小児のほうがはるかに高い。小児の顔面の骨折は、成人より少ないです。
- ⑸ 小児では下顎骨より上顎骨の骨折のほうがはるかに多くみられる。小児でも下顎骨の骨折のほうが多く、上顎骨の骨折はまれです。
解説
正しいのは、骨が軟らかく弾力があるため若木骨折になりやすいこと、骨の治りが早いため短い期間の固定で治ることが多いことの2つです。小児の顎骨は弾力があり、骨膜も厚いため、完全に折れずに曲がるような骨折が多くみられます。骨の形成と改造が活発なので治癒は早い一方、歯胚や成長の中心を傷つけると、のちの顎の成長に影響することがあるため、長く経過を確かめます。
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