30歳の女性。口を大きく開けるとき、下顎頭が関節結節を越えて前方へ移動している。…
30歳の女性。口を大きく開けるとき、下顎頭が関節結節を越えて前方へ移動している。このように下顎頭を前方へ引き出す主な筋として正しいのはどれか。
- ⑴ 顎二腹筋の後腹顎二腹筋の後腹は舌骨を後上方へ引き、下顎頭を前へは引きません。
- ⑵ 顎舌骨筋顎舌骨筋は口底を作り、舌骨を挙上したり下顎を引き下げたりします。
- ⑶ 外側翼突筋外側翼突筋は下顎頭と関節円板を前方へ引き出します。
- ⑷ 咬筋の深部の線維咬筋は主に下顎を挙上する閉口筋です。
- ⑸ 側頭筋の後部の線維側頭筋の後部の線維は、下顎を後方へ引きます。
解説
正しいのは、外側翼突筋です。外側翼突筋は蝶形骨の翼状突起の外側板などから起こり、下顎頸の翼突筋窩と関節円板に付きます。収縮すると下顎頭と関節円板を前方へ引き出し、大きく開口するときや下顎を前に出すとき、反対側へ動かすときに働きます。開口の初めは下顎頭の回転が主で、その後に前方への滑走が加わります。内側翼突筋、咬筋、側頭筋は下顎を挙上する筋です。
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