7歳の女児の保護者から、頭が大きく見えるのに、顔はまだ小さいのはなぜかと質問され…
7歳の女児の保護者から、頭が大きく見えるのに、顔はまだ小さいのはなぜかと質問された。頭部の成長の特徴として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 頭蓋と顔面の骨は、生殖器と同じく思春期に入ってから初めて成長が始まる。頭蓋は乳幼児期から大きく成長し、思春期に初めて成長が始まるわけではありません。
- ⑵ 脳を入れる頭蓋は脳の成長に合わせて早く大きくなり、顔面の骨は思春期まで成長を続ける。脳頭蓋は神経系の成長に合わせて早く成人に近づき、顔面頭蓋は一般型の成長で思春期まで伸びます。
- ⑶ 顔面の骨は胸腺などのリンパ系の器官と同じ成長を示し、思春期の前に成人の2倍の大きさになる。成人の2倍近くまで大きくなるのはリンパ系の型の特徴で、顔面の骨の成長とは異なります。
- ⑷ 顔面の骨は乳児期のうちに成人の大きさに近づき、それ以降はほとんど大きくならない。顔面頭蓋は思春期にも大きく成長し、乳児期に成長が終わるわけではありません。
- ⑸ 頭蓋は縫合が生後すぐに閉じるため、生まれた後は大きさがまったく変わらない。頭蓋の縫合は生後も開いており、脳の成長に合わせて頭蓋は大きくなります。
解説
最も適切なのは、脳を入れる頭蓋は脳の成長に合わせて早く大きくなり、顔面の骨は思春期まで成長を続けることです。脳頭蓋は神経系の成長の型に従い、6歳ごろまでに成人の大きさの90パーセント程度に達します。一方、上顎骨や下顎骨などの顔面頭蓋は一般型に近い成長を示し、思春期に大きく伸びます。そのため幼い子どもでは、顔に比べて頭が大きく見えます。顎の成長を利用する矯正治療では、この時期の違いを考えます。
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