34歳の男性。ご飯を食べていて小石を強くかんだ瞬間、思わず口が開いた。このとき起…
34歳の男性。ご飯を食べていて小石を強くかんだ瞬間、思わず口が開いた。このとき起きた反射について正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 閉口筋の中の筋紡錘が急に引き伸ばされたことが、反射の引き金になっている。筋紡錘の伸張で閉口筋が収縮するのは下顎張反射で、口は閉じる方向に動きます。
- ⑵ 歯根膜や口腔粘膜で受けた強い刺激が、反射の引き金になっている。歯根膜や口腔粘膜の侵害刺激が、開口反射を起こすきっかけになります。
- ⑶ 閉口筋の活動が抑えられ、口を閉じる力が弱まって口が開いている。この反射では閉口筋の活動が抑制され、下顎が下がって口が開きます。
- ⑷ 小石だと大脳で判断してから意識して口を開けた、随意の運動である。意識して口を開ける前に起こる反射で、随意の運動ではありません。
- ⑸ 感覚の神経と運動の神経が1つのシナプスでつながった、単純な反射である。開口反射は介在ニューロンを含む多シナプス反射です。
解説
正しいのは、歯根膜や口腔粘膜で受けた強い刺激が引き金になっていること、閉口筋の活動が抑えられて口が開いていることの2つです。これは開口反射とよばれ、硬い物を強くかんだときなどに歯や歯周組織を守る働きをします。刺激は三叉神経を通って脳幹に入り、介在ニューロンを介して閉口筋を抑制します。筋紡錘の伸張で閉口筋が収縮する下顎張反射は単シナプス反射で、働きが逆です。
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