45歳の男性。会社の歯科健診で、多くの部位に4〜5mmの歯周ポケットとプロービン…
45歳の男性。会社の歯科健診で、多くの部位に4〜5mmの歯周ポケットとプロービング時の出血がみられた。1日15本の喫煙を続けている。仕事中は甘い缶コーヒーを何回にも分けて飲んでいる。歯間部の清掃はしていない。この男性への生活習慣の指導として適切なのはどれか。3つ選べ。
- ⑴ 出血のある部位は歯肉を傷めないよう、出血が止まるまで歯みがきを控えさせる。出血は炎症のサインで、清掃を控えるとプラークがたまり炎症が続きます。
- ⑵ 歯周ポケットを浅くするため、硬い歯ブラシで歯肉を強くこするようにみがかせる。強い力でこすると歯肉や歯を傷つけ、退縮や摩耗の原因になります。
- ⑶ 歯ブラシに加えて、歯間ブラシなどで歯と歯の間の清掃を行うよう勧める。歯ブラシだけでは届きにくい歯間部のプラークを除くことが歯周炎の改善に必要です。
- ⑷ 喫煙が歯周炎を悪くすることを説明し、禁煙に向けた支援を行う。喫煙は歯周炎の大きな危険因子で、禁煙の支援は歯周炎の管理の一部です。
- ⑸ 甘い飲み物を口にする回数を減らし、仕事中は水やお茶を選ぶよう勧める。糖を含む飲み物を回数多く飲むと口腔内が酸性の時間が長くなり、齲蝕の危険が高まります。
解説
適切なのは、歯間部の清掃を勧めること、禁煙の支援を行うこと、甘い飲み物を飲む回数を減らすよう勧めることの3つです。成人の歯周炎には、プラークの付着に加えて喫煙などの生活習慣が深く関わります。プロービング時の出血は炎症が続いているサインで、出血する部位こそ丁寧に清掃します。また、糖を含む飲み物を少しずつ何回も飲むと口腔内が酸性の時間が長くなり、齲蝕の危険も高まります。
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