頭蓋底に骨折線が及んだ患者で、どの孔が傷つくとどの構造が障害されるかを整理した。…
頭蓋底に骨折線が及んだ患者で、どの孔が傷つくとどの構造が障害されるかを整理した。孔とそこを通る構造の組合せとして正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 上眼窩裂を、視神経が通る。視神経は視神経管を通り、上眼窩裂は動眼神経や眼神経などが通ります。
- ⑵ 正円孔を、上顎神経が通る。上顎神経は正円孔を通って翼口蓋窩へ出ます。
- ⑶ 卵円孔を、下顎神経が通る。下顎神経は卵円孔を通って側頭下窩へ出ます。
- ⑷ 茎乳突孔を、舌咽神経が通る。茎乳突孔を通るのは顔面神経で、舌咽神経は頸静脈孔を通ります。
- ⑸ 棘孔を、内頸動脈が通る。棘孔を通るのは中硬膜動脈で、内頸動脈は頸動脈管を通ります。
解説
正円孔を上顎神経が、卵円孔を下顎神経が通る、の2つが正しいです。三叉神経の3本の枝は、眼神経が上眼窩裂、上顎神経が正円孔、下顎神経が卵円孔を通って頭蓋の外へ出ます。顔面神経は内耳孔から入って茎乳突孔から出て、中硬膜動脈は棘孔から頭蓋内に入ります。頭蓋底骨折では、骨折線の通る孔によって、障害される神経の症状が異なります。
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