50歳の女性。夜間の噛みしめを家族に指摘され、朝に頬やこめかみのだるさを感じると…
50歳の女性。夜間の噛みしめを家族に指摘され、朝に頬やこめかみのだるさを感じるという。噛みしめるときに収縮して下顎を挙上する筋はどれか。3つ選べ。
- ⑴ 乳突切痕からオトガイの内面に付く顎二腹筋顎二腹筋は舌骨が固定されたとき下顎を下げる開口筋です。
- ⑵ 舌骨と下顎骨の内面をつなぐ顎舌骨筋顎舌骨筋は口腔底を作る舌骨上筋で、嚥下時に舌骨を挙上し、開口を助けます。
- ⑶ 頬骨弓から下顎角の外面に付く咬筋咬筋は下顎を挙上する主要な閉口筋です。
- ⑷ 側頭窩から筋突起に付く側頭筋側頭筋は下顎を挙上し、後部の線維は下顎を後退させます。
- ⑸ 翼突窩から下顎角の内面に付く内側翼突筋内側翼突筋は咬筋と協力して下顎を挙上します。
解説
下顎を挙上する筋は、咬筋、側頭筋、内側翼突筋の3つです。これらはいずれも三叉神経の下顎神経に支配される咀嚼筋で、噛みしめのときに強く収縮します。夜間の噛みしめでは咬筋や側頭筋に疲労がたまり、頬やこめかみのだるさとして感じられます。顎舌骨筋と顎二腹筋は舌骨上筋として口腔底や舌骨を動かし、下顎を下げる働きをもちます。筋の付着部位から働きを考えると整理できます。
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