22歳の男性。抜歯後の止血困難を主訴に来院した。血液検査では、血小板数とプロトロ…
22歳の男性。抜歯後の止血困難を主訴に来院した。血液検査では、血小板数とプロトロンビン時間は基準範囲内で、活性化部分トロンボプラスチン時間が延長していた。欠乏している可能性が最も高いのはどれか。
- ⑴ 第Ⅷ凝固因子内因系の第Ⅷ因子が欠乏すると活性化部分トロンボプラスチン時間だけが延長し、血友病Aの所見に合います。
- ⑵ フィブリノゲンフィブリノゲンが欠乏すると、プロトロンビン時間も延長します。
- ⑶ ビタミンKビタミンKが欠乏すると第Ⅶ因子なども減り、プロトロンビン時間が延長します。
- ⑷ 血小板血小板数は基準範囲内であり、所見に合いません。
- ⑸ 第Ⅶ凝固因子外因系の第Ⅶ因子が欠乏するとプロトロンビン時間が延長します。
解説
欠乏している可能性が最も高いのは第Ⅷ凝固因子です。活性化部分トロンボプラスチン時間は内因系と共通系の凝固因子を、プロトロンビン時間は外因系と共通系の凝固因子を反映します。前者だけが延長していることから内因系の因子の異常が考えられ、若い男性で止血困難があることから血友病Aを疑います。第Ⅶ因子やビタミンKの欠乏ではプロトロンビン時間が延長し、フィブリノゲンが欠乏すると両方が延長します。
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