65歳の男性。歯科治療中の心電図モニタで、P波の始まりからQRS波の始まりまでの…
65歳の男性。歯科治療中の心電図モニタで、P波の始まりからQRS波の始まりまでの間隔が普段より延びていることに気づいた。この間隔が表しているのはどれか。
- ⑴ 心室が収縮を始めてから大動脈弁が閉じるまでの時間心室の収縮期の長さはQT間隔などに近く、PQ間隔とは異なります。
- ⑵ 心室の筋が興奮から回復していく再分極の過程心室の再分極はT波として記録されます。
- ⑶ 左右の心室全体に興奮が広がっていく脱分極の過程心室の脱分極はQRS波として記録されます。
- ⑷ 洞房結節が次の興奮を作り出すまでの周期の長さ心拍の周期はR波とR波の間隔などで表されます。
- ⑸ 心房の興奮が房室結節を通って心室に届くまでの時間PQ間隔は心房の興奮開始から心室の興奮開始までで、主に房室結節での伝導の遅れを反映します。
解説
心房の興奮が房室結節を通って心室に届くまでの時間を表しています。心臓の興奮は洞房結節で生じ、心房を広がってP波を作ったあと、房室結節でいったん遅れてから、ヒス束、脚、プルキンエ線維を通って心室に広がりQRS波を作ります。PQ間隔の延長は房室結節での伝導の遅れを示し、第1度房室ブロックとして現れます。心室の脱分極はQRS波、再分極はT波として記録されます。
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