脳梗塞で正しいのはどれか。
脳梗塞で正しいのはどれか。
- ⑴ 脳動脈瘤の合併が多い。脳動脈瘤はくも膜下出血の原因となるもので、脳梗塞に合併が多いわけではありません。
- ⑵ 我が国の死因の第1 位である。わが国の死因の第1位は悪性新生物です。脳血管疾患は上位ではありますが第1位ではありません。
- ⑶ 心房細動は脳塞栓の原因となる。心房内にできた血栓が脳の血管を詰まらせ、心原性脳塞栓症を起こします。
- ⑷ くも膜下出血に比べ、発症後の死亡率は高い。発症後の死亡率はくも膜下出血のほうが高く、脳梗塞のほうが低くなります。
- ⑸ 原因に関わらず抗血小板薬の投与が行われる。心原性脳塞栓症では抗凝固薬が用いられ、原因に関わらず抗血小板薬というわけではありません。
解説
正解は⑶です。心房細動では心房が細かく震えて血液がよどみ、左心房内に血栓ができます。これが流れ出して脳の血管に詰まると心原性脳塞栓症を起こし、太い血管が突然閉塞するため広い範囲の梗塞になりやすく重症化します。再発予防には抗凝固薬が用いられるので、脈の不整に気づいたら報告しましょう。原因によって再発予防の薬が変わるため、梗塞の型を確かめることが大切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成