統合失調症患者の健康関連QOL の測定に用いることができるのはどれか。
統合失調症患者の健康関連QOL の測定に用いることができるのはどれか。
- ⑴ BPRS〈Brief Psychiatric Rating Scale〉BPRSは精神症状の重症度を評価する尺度で、生活の質を測るものではありません。
- ⑵ NEO-PI-RNEO-PI-Rは5因子理論に基づく性格検査で、QOLの測定には用いません。
- ⑶ RDQ〈Roland-Morris Disability Questionnaire〉RDQは腰痛による生活の支障を測る疾患特異的な尺度で、統合失調症には用いません。
- ⑷ SF-36疾患を問わず使える包括的な健康関連QOL尺度です。
- ⑸ SFS〈Social Functioning Scale〉SFSは社会生活機能を評価する尺度で、健康関連QOLそのものを測るものではありません。
解説
正解は⑷です。SF-36は、身体機能、日常役割機能、体の痛み、全体的健康感、活力、社会生活機能、心の健康という8つの領域から健康関連QOLを測る包括的な尺度です。疾患を問わず使えるため、統合失調症の患者にも用いることができ、一般集団の基準値と比較できる点が利点になります。精神症状の尺度と生活の質の尺度は目的が違うので、分けて覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成