リンパ浮腫で正しいのはどれか。
リンパ浮腫で正しいのはどれか。
- ⑴ 腹水を伴う。腹水を伴うのは肝硬変や心不全などで、四肢のリンパ浮腫では通常みられません。
- ⑵ 利尿薬で治療する。利尿薬はたんぱく質を含む間質液には効きにくく、リンパ浮腫の治療には用いません。
- ⑶ 感染を繰り返しやすい。たんぱく質に富む液の貯留と免疫機能の低下により、蜂窩織炎を繰り返しやすくなります。
- ⑷ 発症初期から皮膚硬化を生じる。皮膚の硬化や線維化は経過が進んでから現れるもので、発症初期にはみられません。
- ⑸ 肺血栓塞栓症の原因の一つである。肺血栓塞栓症の原因になるのは深部静脈血栓症で、リンパ浮腫は原因になりません。
解説
正解は⑶です。リンパ浮腫では皮下にたんぱく質を多く含む液がたまり、免疫を担うリンパの流れも滞るため、細菌が繁殖しやすく蜂窩織炎を繰り返しやすくなります。炎症が起こるたびにリンパ管がさらに傷むので、小さな傷や虫刺されを避けるスキンケアと、早めの受診が重要になります。発赤と熱感、発熱がみられたら運動や圧迫はいったん中止します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成