食道癌について正しいのはどれか。
食道癌について正しいのはどれか。
- ⑴ 女性に多い。食道癌は男性に多く、女性の数倍の頻度で発症します。
- ⑵ 腺癌が90 % を占める。わが国では扁平上皮癌が9割を占めます。腺癌が多いのは欧米です。
- ⑶ リンパ行性転移は稀である。食道は粘膜下にリンパ管が豊富で、早い時期からリンパ行性に転移します。
- ⑷ 飲酒・喫煙は発症に関与する。飲酒と喫煙はいずれも確立した危険因子で、重なると危険が高まります。
- ⑸ 中部食道よりも下部食道の発症率が高い。わが国では胸部中部食道に最も多く発生します。
解説
正解は⑷です。食道癌の危険因子として確立しているのが飲酒と喫煙で、両方を重ねると危険は大きく高まります。とくに飲酒で顔が赤くなる体質の人は、アセトアルデヒドを分解しにくいため発症しやすくなります。わが国では扁平上皮癌が大半を占め、胸部中部食道に多く発生します。嚥下障害や体重減少で見つかることが多く、進行してからの発見になりがちです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html)を加工して作成