腸骨稜に付着する筋はどれか。
腸骨稜に付着する筋はどれか。
- ⑴ 広背筋胸腰筋膜を介して腸骨稜の後部から起こります。
- ⑵ 小殿筋小殿筋は腸骨翼の外面から起こり、腸骨稜そのものには付着しません。
- ⑶ 僧帽筋僧帽筋は後頭骨と項靱帯、胸椎の棘突起から起こり、肩甲骨と鎖骨に付きます。
- ⑷ 多裂筋多裂筋は仙骨の背面や椎骨の突起から起こり、上の椎骨の棘突起に付く深層の筋です。
- ⑸ 大腰筋大腰筋は腰椎の椎体と肋骨突起から起こり、大腿骨の小転子に付きます。
解説
正解は⑴です。広背筋は胸腰筋膜を介して下位胸椎と腰椎の棘突起、仙骨、そして腸骨稜の後部から起こり、上腕骨の小結節稜に付きます。起始が広いため、肩関節の伸展・内転・内旋に加えて、体幹を引き上げる動きにも働きます。松葉杖歩行や車椅子からの移乗で体を持ち上げる際に重要な筋として押さえておきましょう。起始が腸骨稜に及ぶ点は、腰背部の触診でも手がかりになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成