作業療法に関する歴史で誤っているのはどれか。
作業療法に関する歴史で誤っているのはどれか。
- ⑴ 加藤普佐次郎は結核患者の作業療法に貢献した。加藤普佐次郎が取り組んだのは精神障害者への作業療法であり、結核患者ではありません。
- ⑵ 呉秀三は欧州における作業の効果を紹介した。呉秀三は欧州の精神医療を視察し、作業が治療として役立つことを日本に紹介した人物で、記述は正しいです。
- ⑶ Jean Ayres は感覚統合療法を提唱した。Jean Ayresは感覚統合理論を提唱した作業療法士であり、記述は正しいです。
- ⑷ 高木憲次は肢体不自由児の療育を体系化した。高木憲次は肢体不自由児に対する療育の考え方を体系づけた整形外科医で、記述は正しいです。
- ⑸ Philippe Pinel は道徳療法を始めた。Philippe Pinelは精神障害者を鎖から解放し道徳療法を始めた人物で、記述は正しいです。
解説
正解は⑴です。加藤普佐次郎は東京府立松沢病院で、精神障害のある人に作業や園芸を治療として取り入れ、わが国の精神科作業療法の基礎を築いた人物です。結核患者への作業療法に貢献したという記述は誤りになります。人物と業績の組合せは出題されやすいので、国内では呉秀三と加藤普佐次郎、高木憲次を、海外ではPinelとAyresを整理して覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成