上肢にリンパ浮腫(病期分類Ⅱ期)がある患者に対する生活指導として最も適切なのはど…
上肢にリンパ浮腫(病期分類Ⅱ期)がある患者に対する生活指導として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 日光浴をする。日光浴は血管を広げて浮腫を強め、日焼けによる皮膚の炎症から蜂窩織炎を招くおそれがあります。
- ⑵ 患肢の挙上を避ける。患肢の挙上は静脈とリンパの還流を助けるため、避けるのではなく積極的に勧められます。
- ⑶ 患肢で血圧を測定する。患肢での血圧測定は圧迫で還流を妨げ、皮膚を傷めて感染の入り口をつくります。
- ⑷ 高い温度で入浴をする。高い温度での入浴は血管が広がって浮腫を悪化させるため、ぬるめの湯にします。
- ⑸ 正常なリンパ節へ向けてマッサージを行う。正常なリンパ節へ向けて誘導することが用手的リンパドレナージの基本です。
解説
正解は⑸です。リンパ浮腫の治療の中心は用手的リンパドレナージで、たまったリンパ液を働きの残っている正常なリンパ節の方向へゆっくり誘導します。病期分類Ⅱ期は圧痕を残す浮腫がみられ線維化が始まる時期で、圧迫療法や運動療法、スキンケアと組み合わせて行います。強い力でもんだり患肢を傷つけたりしないよう、やさしく行いましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成