胸郭出口症候群の検査法における手技とテスト名の組合せで正しいのはどれか。
胸郭出口症候群の検査法における手技とテスト名の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ ① ― Morley テスト①は上肢を下方へ牽引する手技です。Morleyテストは鎖骨上窩を指で圧迫して放散痛をみるもので一致しません。
- ⑵ ② ― Attention テスト②は頭部を上から圧迫する頸椎疾患の検査です。Attentionテストという胸郭出口症候群の誘発テストはありません。
- ⑶ ③ ― Allen テスト肩の外転・外旋と頸部の反対側回旋を組み合わせた手技で、Allenテストの方法そのものです。
- ⑷ ④ ― Adson テスト④は両肩を後下方に引く姿勢でEdenテストに当たります。Adsonテストは頸部を患側へ回旋させて深吸気させる手技です。
- ⑸ ⑤ ― Wright テスト⑤は座位で上肢を後下方へ引く手技です。Wrightテストは肩を過外転させて拍動の減弱をみるもので異なります。
解説
正解は⑶です。③は肩関節を90°外転・外旋し肘を90°屈曲させた姿勢から、頸部を反対側へ回旋させて橈骨動脈の拍動が弱まるかをみる手技で、Allenテストに当たります。胸郭出口症候群の誘発テストは、いずれも鎖骨と第1肋骨の間や斜角筋の間で神経血管束が圧迫される姿勢をつくって症状を再現させるものです。手技と名称の対応を取り違えやすいので、姿勢の違いとともに覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成