パニック障害に対する作業療法導入初期の作業療法士の対応で適切なのはどれか。
パニック障害に対する作業療法導入初期の作業療法士の対応で適切なのはどれか。
- ⑴ リラクセーションを練習する。自分で不安を鎮める手段を持てるようになり、悪循環を断つ助けになります。
- ⑵ 集団作業療法で役割を持たせる。役割を持たせると負担が大きく、導入初期には不安を強めてしまいます。
- ⑶ 作業活動を通して自己洞察を促す。自己洞察を促すのは関係ができてからの課題で、初期には侵襲的です。
- ⑷ スポーツ活動で体力の向上を促す。スポーツ活動は動悸や発汗を伴い、発作と似た身体感覚から不安を強めることがあります。
- ⑸ パニック発作の不安がある場合は作業療法を中止する。不安があるたびに中止すると回避が強まり、かえって行動範囲が狭まります。
解説
正解は⑴です。パニック障害では、発作への不安がさらに発作を呼ぶ悪循環ができています。導入初期には、腹式呼吸や漸進的筋弛緩法といったリラクセーションを練習し、不安が高まったときに自分で落ち着ける手段を身につけてもらうことが役立ちます。安心して通える場であることを伝えながら進めましょう。安心して過ごせる場をつくることが、導入期の関わりの土台になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html)を加工して作成