うつ病の治療で正しいのはどれか。
うつ病の治療で正しいのはどれか。
- ⑴ 電気けいれん療法は自殺の危険度が低いときに行う治療である。電気けいれん療法は自殺の危険が高い場合などに選ばれる治療です。
- ⑵ 回復を早めるため、気晴らしに旅行に出かけることを積極的に促す。急性期の旅行は負担が大きく、重大な決定と同じく避けるよう助言します。
- ⑶ 抗うつ薬使用開始後、数日経っても効果が出なければ速やかに薬剤を変更する。抗うつ薬の効果が現れるまでには2週間から4週間かかります。
- ⑷ 患者の負担を減らすため、人生における重大な決定は速やかに行うよう指導する。判断力が落ちているため、重大な決定は回復するまで先延ばしにします。
- ⑸ 自殺予防のため、希死念慮の確認は急性期だけでなく回復期にも行う必要がある。回復期にも自殺の危険があるため、繰り返し確認する必要があります。
解説
正解は⑸です。うつ病では、症状が和らいで動けるようになった回復期に自殺が起こりやすいことが知られています。意欲が戻る一方で気分の落ち込みが残っていると、考えを行動に移す力が先に回復するためです。急性期だけでなく回復期にも希死念慮を繰り返し確認し、危険が高まっていないかを見守ることが欠かせません。回復の兆しがみえた時期こそ、注意深く見守る必要があります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-08_09.html)を加工して作成