頭部MRI のT2 強調像(別冊No. 2 ①〜⑤)を別に示す。正常圧水頭症の状…
頭部MRI のT2 強調像(別冊No. 2 ①〜⑤)を別に示す。正常圧水頭症の状態を示すのはどれか。
- ⑴ ①脳室の拡大と高位円蓋部の脳溝狭小化という組合せがみられません。
- ⑵ ②脳萎縮による脳室拡大では脳溝も広がるため、所見が合いません。
- ⑶ ③正常圧水頭症に特徴的な脳溝の狭小化が認められません。
- ⑷ ④脳室の拡大と高位円蓋部の脳溝狭小化がそろっています。
- ⑸ ⑤No. 2 ①〜⑤脳室の拡大が目立たず、正常圧水頭症の所見とはいえません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。特発性正常圧水頭症では、脳室が大きく広がる一方で、頭頂部に近い高位円蓋部の脳溝が狭くなり、反対にシルビウス裂は開大するという、見た目に特徴のある組合せがみられます。これをDESHと呼びます。歩行障害、認知機能の低下、尿失禁の三つがそろうことも診断の手がかりになります。画像は脳室と脳溝を合わせて見ましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-08_09.html)を加工して作成