32 歳の女性。統合失調症。デイケアに通所しているが、いつも人を避けるように過ご…
32 歳の女性。統合失調症。デイケアに通所しているが、いつも人を避けるように過ごしていることが多い。スタッフが面談の中でその理由を尋ねると「会話をしていると、途中から何を話しているのか分からなくなります。それが恐くて人と話をする自信がないです」と訴えた。この患者の症状の評価で最も適切なのはどれか。
- ⑴ GAFGAFは機能の全般的な水準を数値で表す尺度です。
- ⑵ BADSBADSは遂行機能を調べる検査で、作動記憶は中心になりません。
- ⑶ WCSTWCSTは概念の切り替えをみる検査です。
- ⑷ RehabRehabは入院患者の行動を評価する尺度です。
- ⑸ BACS-J統合失調症の認知機能を六つの領域から簡便に調べられます。
解説
正解は⑸です。会話の途中で話の筋が分からなくなるという訴えは、情報を一時的に保ちながら処理する作動記憶や注意の障害を示しています。BACS-Jは統合失調症の認知機能を簡便に調べる検査で、言語性記憶、作動記憶、運動機能、言語流暢性、注意、遂行機能の六つの領域を評価できます。訴えの内容から、どの機能を調べるべきかを考えましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-08_09.html)を加工して作成