右利きの患者の頭部CT(別冊No. 1)を別に示す。最も考えられる症状はどれか。
右利きの患者の頭部CT(別冊No. 1)を別に示す。最も考えられる症状はどれか。
- ⑴ 左半側空間無視左半側空間無視は右半球の病変で生じます。
- ⑵ 視覚失認視覚失認は後頭側頭葉の病変で生じます。
- ⑶ 着衣失行着衣失行は右半球の頭頂葉の病変で生じやすくなります。
- ⑷ 左右失認優位半球の角回の障害で現れるGerstmann症候群の症状です。
- ⑸ 片麻痺片麻痺は運動野や皮質脊髄路の病変で生じます。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。示されたCTでは左の頭頂葉、角回のあたりに病変がみられます。右利きの方ではこの部位が優位半球にあたり、障害されると左右失認、手指失認、失書、失算という四つの症状からなるGerstmann症候群が現れます。半側空間無視や着衣失行は、反対の右半球の障害で起こりやすくなります。症状の組合せから、病変の部位をたどれるようにしておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-08_09.html)を加工して作成