上肢に分布する筋について正しいのはどれか。
上肢に分布する筋について正しいのはどれか。
- ⑴ 円回内筋は正中神経ではなく尺骨神経に支配される。円回内筋は正中神経に支配されます。尺骨神経が支配するのは手内の骨間筋や小指球の筋です。
- ⑵ 上腕三頭筋の長頭は上腕骨の後面から起こる。長頭は肩甲骨から起こるため肩関節をまたぎ、肩の伸展にも関与します。上腕骨から起こるのは他の頭です。
- ⑶ 上腕二頭筋は肘関節の屈曲と前腕の回外に働く。上腕二頭筋は肘を曲げる働きと前腕を回外させる働きをあわせもつ二関節筋です。
- ⑷ 腕橈骨筋は前腕を回内させる主要な筋である。腕橈骨筋は前腕が中間位のときの肘屈曲に働く筋で、回内の主要な筋ではありません。
- ⑸ 上腕二頭筋の短頭は上腕骨の大結節から起こる。短頭は肩甲骨の烏口突起から起こります。大結節につくのは棘上筋などの回転筋です。
解説
正解は⑶です。上腕二頭筋は肘関節を屈曲させるとともに、前腕を回外させる働きをもち、肘を曲げながら手のひらを上に返す動作で強く働きます。上腕三頭筋の長頭は肩甲骨から起こるため、肩関節の伸展にも関与します。腕橈骨筋は前腕が中間位のときの肘屈曲に働く筋で、回内には働きません。円回内筋は正中神経に支配され、上腕二頭筋の短頭は肩甲骨の烏口突起から起こります。
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