間接抗グロブリン試験で使用される反応増強剤はどれか。2 つ選べ。
間接抗グロブリン試験で使用される反応増強剤はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ フィシンフィシンは赤血球表面を処理する蛋白分解酵素で、酵素法に用います。
- ⑵ パパインパパインも蛋白分解酵素で、抗グロブリン試験の増強剤ではありません。
- ⑶ 低イオン強度溶液〈LISS〉イオンの遮蔽を減らして抗体が赤血球に近づきやすくし、反応を増強します。
- ⑷ ジチオスレイトール〈DTT〉DTTはジスルフィド結合を切る還元剤で、IgM抗体を不活化する目的で使います。
- ⑸ ポリエチレングリコール溶液〈PEG〉水分子を奪って抗体と赤血球を接近させ、反応を増強します。
解説
正解は⑶と⑸です。間接抗グロブリン試験では、抗体が赤血球に結合しやすくなるよう反応増強剤を加えます。低イオン強度溶液〈LISS〉はイオンの遮蔽を減らして抗体を赤血球に近づけやすくし、ポリエチレングリコール溶液〈PEG〉は水分子を奪って抗体と赤血球を接近させます。いずれも反応時間の短縮と感度の向上に役立ちます。フィシンとパパインは赤血球表面の糖蛋白を切る酵素で、酵素法という別の手技に使います。DTTはIgMの結合を壊す還元剤です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成