多特異性抗グロブリン試薬に含まれるのはどれか。2 つ選べ。
多特異性抗グロブリン試薬に含まれるのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 抗C3赤血球に結合した補体を検出するため、主にC3dに対する抗体が含まれます。
- ⑵ 抗C4抗C4は通常含まれません。非特異的な反応を増やす原因になります。
- ⑶ 抗IgDIgDは赤血球に結合して溶血を起こす抗体ではなく、試薬には含まれません。
- ⑷ 抗IgEIgEはアレルギーに関わる抗体で、赤血球への結合を検出する対象ではありません。
- ⑸ 抗IgG赤血球に結合したIgG抗体を検出するために不可欠な成分です。
解説
正解は⑴と⑸です。多特異性抗グロブリン試薬は、抗ヒトIgG抗体と抗ヒト補体抗体を混ぜたもので、補体成分としては主にC3d(抗C3)に対する抗体が含まれます。赤血球に結合したIgG抗体と、補体が結合した状態の両方を検出できるため、間接抗グロブリン試験や直接抗グロブリン試験に広く用いられます。IgDとIgEは赤血球に結合して溶血を起こす抗体ではないので含まれません。C4に対する抗体も通常は含まれず、非特異的な反応を増やす原因になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成