同一患者の試験管法とカラム凝集法の反応像(別冊No. 16)を別に示す。凝集反応…
同一患者の試験管法とカラム凝集法の反応像(別冊No. 16)を別に示す。凝集反応の判定として正しいのはどれか。
- ⑴ 00は凝集がまったく見られない場合の判定です。凝集塊が存在する像とは異なります。
- ⑵ 1 +1+は小さな凝集塊と遊離赤血球が均一に混じる状態で、二層に分かれる像とは違います。
- ⑶ 2 +2+は中等度の凝集塊が均一に見られる状態です。
- ⑷ 4 +4+は赤血球が一塊となり上清が澄んだ状態で、遊離赤血球は残りません。
- ⑸ 部分凝集凝集した赤血球と凝集していない赤血球が混在しており、部分凝集と判定します。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。示された反応像では、凝集した赤血球と凝集していない赤血球が混じって観察され、カラム凝集法ではカラムの上部と底部の両方に赤血球が分かれて見えています。部分凝集と判定される所見です。輸血後で患者と供血者の赤血球が混在している場合や、ABO亜型、造血幹細胞移植後のキメラ状態などで見られ、原因の検索が必要になります。均一に凝集していれば強さに応じて1+から4+、まったく凝集がなければ0と判定します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成