HLA について正しいのはどれか。
HLA について正しいのはどれか。
- ⑴ HLA クラスⅠは高度な多型性を示す。HLAクラスⅠは数千種類の対立遺伝子が知られる、極めて多型性に富む遺伝子群です。
- ⑵ HLA は第6 染色体長腕上に存在する。HLAは第6染色体の短腕に位置します。長腕ではありません。
- ⑶ HLA クラスⅡは血小板に発現している。血小板に発現しているのはクラスⅠです。クラスⅡは抗原提示細胞に限られます。
- ⑷ HLA クラスⅠにDR、DQ 領域が含まれる。DR・DQ領域はクラスⅡに含まれます。クラスⅠはA・B・C座です。
- ⑸ HLA クラスⅠは体液性免疫と細胞性免疫の両方を誘導する。クラスⅠは細胞傷害性T細胞に抗原を示し、細胞性免疫を誘導する分子です。
解説
正解は⑴です。HLAクラスⅠのA・B・C座は、ヒトの遺伝子のなかでも最も多型性に富み、それぞれ数千種類の対立遺伝子が知られています。このため移植の際の適合が難しくなります。HLAは第6染色体の短腕にあり、DR・DQ・DP領域はクラスⅡに属します。クラスⅠはほぼすべての有核細胞と血小板に発現し、クラスⅡは抗原提示細胞に限られます。クラスⅠは細胞傷害性T細胞に抗原を示して細胞性免疫を誘導する分子で、体液性免疫を直接誘導するものではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成