薬剤感受性検査でスキップ現象が認められたため再検査を行った。初回と再検査の微量液…
薬剤感受性検査でスキップ現象が認められたため再検査を行った。初回と再検査の微量液体希釈法の結果(別冊No. 14)を別に示す。最小発育阻止濃度〈MIC 値〉[μg/mL]はどれか。
- ⑴ 0.50.5μg/mLでは発育が見られており、発育を阻止した濃度ではありません。
- ⑵ 11μg/mLでも発育が認められるため、MICには当たりません。
- ⑶ 44μg/mLでもまだ発育が見られており、阻止された濃度ではありません。
- ⑷ 8再検査で発育が完全になくなった最も低い濃度が8μg/mLで、これがMICです。
- ⑸ >88μg/mLで発育が阻止されているため、それを超える値とする必要はありません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。スキップ現象とは、微量液体希釈法で本来は濁るはずの濃度に発育が見られず、そのひとつ上の濃度で再び発育が現れる現象です。判定を誤らせるため再検査を行い、その結果で判断します。示された再検査では、8μg/mLで発育がなくなり、それより低い濃度ではすべて発育が見られるため、最小発育阻止濃度は8μg/mLとなります。MICは発育を完全に阻止した最も低い濃度と定義されるので、途切れのない発育の有無を確かめてから読み取りましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成