腫瘍と免疫組織化学的マーカーの組合せで正しいのはどれか。
腫瘍と免疫組織化学的マーカーの組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ 肺癌 ― エストロゲン受容体〈ER〉エストロゲン受容体は乳癌のマーカーで、ホルモン療法の適応を判断するのに使います。
- ⑵ 乳癌 ― CD117(c-kit)CD117(c-kit)は消化管間質腫瘍の診断に用いるマーカーです。
- ⑶ 消化管間質腫瘍 ― PSAPSAは前立腺に特異的な抗原で、前立腺癌のマーカーです。
- ⑷ 大腸癌 ― CEACEAは大腸癌をはじめとする腺癌で発現し、免疫染色と血清マーカーの両方で使われます。
- ⑸ B 細胞リンパ腫 ― AFPAFPは肝細胞癌や卵黄囊腫瘍のマーカーで、B細胞リンパ腫とは関係しません。
解説
正解は⑷です。CEAは大腸癌をはじめとする腺癌で発現する糖蛋白で、免疫組織化学でも血清腫瘍マーカーでも広く用いられます。エストロゲン受容体は乳癌でホルモン療法の適応を決めるマーカー、CD117(c-kit)は消化管間質腫瘍の診断に使うマーカー、PSAは前立腺癌のマーカーです。AFPは肝細胞癌や卵黄囊腫瘍で発現します。組合せを問う問題では、マーカーがどの臓器や細胞系統に対応するのかを一対一で覚えておくと確実に答えられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成