粘膜筋板を有する臓器はどれか。
粘膜筋板を有する臓器はどれか。
- ⑴ 唾液腺唾液腺は外分泌腺であり、管状の消化管に見られる粘膜筋板の構造をもちません。
- ⑵ 咽頭咽頭の粘膜には粘膜筋板がなく、粘膜下層との境界が明瞭ではありません。
- ⑶ 食道食道は管状の消化管であり、粘膜と粘膜下層の間に粘膜筋板をもちます。
- ⑷ 膵臓膵臓は実質性の外分泌腺であり、粘膜筋板という構造はありません。
- ⑸ 胆囊胆囊の壁は粘膜筋板を欠き、粘膜の直下に線維筋層があります。
解説
正解は⑶です。粘膜筋板は、消化管の粘膜と粘膜下層の境目にある薄い平滑筋の層で、粘膜をひだ状に動かして内容物とよく触れさせる働きをもちます。食道から直腸まで、管状の消化管に共通して見られる構造です。がんの深さを判定する際にも、粘膜内にとどまるか粘膜下層に及ぶかの境界として重要になります。唾液腺・膵臓は外分泌腺、咽頭は粘膜筋板をもたず、胆囊も粘膜筋板を欠くため、いずれも当てはまりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成