右上腹部超音波像(別冊No. 6)を別に示す。最も考えられるのはどれか。
右上腹部超音波像(別冊No. 6)を別に示す。最も考えられるのはどれか。
- ⑴ 肝囊胞境界明瞭で内部が無エコー、後方エコーの増強を伴っており、液体を含む囊胞の所見です。
- ⑵ 肝膿瘍肝膿瘍では内部に細かいエコーや隔壁が見られ、辺縁も不整になります。
- ⑶ 肝血管腫肝血管腫は境界明瞭な高エコー腫瘤として描かれることが多く、無エコーにはなりません。
- ⑷ 肝細胞癌肝細胞癌は内部がモザイク状で、周囲に低エコーの辺縁を伴うことが特徴です。
- ⑸ 転移性肝癌転移性肝癌は中心が低エコーで周囲が高エコーとなる標的像を示すことが多くなります。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。示された像では、境界が明瞭で内部がまったく無エコーの円い構造があり、その奥の肝実質が周囲より明るく見える後方エコーの増強を伴っています。液体だけを含む肝囊胞の典型的な所見です。肝膿瘍は内部に細かいエコーや隔壁を伴い、辺縁が不整になります。肝血管腫は高エコーで境界明瞭な腫瘤、肝細胞癌は周囲に低エコーの辺縁を伴うモザイク状の像、転移性肝癌は中心が低エコーとなる標的像を示すことが多くなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成