冠動脈の左前下行枝が灌流する左室壁はどれか。2 つ選べ。
冠動脈の左前下行枝が灌流する左室壁はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 下壁下壁は多くの場合、右冠動脈が灌流します。Ⅱ・Ⅲ・aVF誘導に変化が出ます。
- ⑵ 後壁後壁は右冠動脈や左回旋枝が灌流する領域です。
- ⑶ 側壁側壁は主に左回旋枝が灌流し、Ⅰ・aVL・V5・V6誘導に変化が現れます。
- ⑷ 心尖部左前下行枝は心尖部まで回り込んで灌流することが多く、閉塞で心尖部の壁運動が落ちます。
- ⑸ 前壁中隔心室中隔の前方と左室前壁を灌流し、閉塞すると前壁中隔梗塞となります。
解説
正解は⑷と⑸です。左前下行枝は心室中隔の前3分の2と左室の前壁を養い、多くの場合は心尖部まで回り込んで灌流します。そのためこの枝が詰まると、心電図のV1からV4誘導に変化が出る前壁中隔梗塞となり、心尖部の壁運動も低下します。下壁と後壁は右冠動脈、側壁は左回旋枝が主に灌流します。心電図の誘導と冠動脈の対応を覚えておくと、どの枝の病変かを推測できるようになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成