尿定性試験紙法でアスコルビン酸による影響がないのはどれか。
尿定性試験紙法でアスコルビン酸による影響がないのはどれか。
- ⑴ 潜血潜血はヘモグロビンのペルオキシダーゼ様作用による酸化反応を使うため、還元作用で偽陰性になります。
- ⑵ 蛋白指示薬の蛋白誤差を利用する原理で、酸化還元反応を使わないため影響を受けません。
- ⑶ 亜硝酸塩亜硝酸塩はジアゾカップリングを使う項目で、還元作用により偽陰性となります。
- ⑷ ブドウ糖ブドウ糖はグルコースオキシダーゼによる酸化反応を用いるため、影響を受けます。
- ⑸ ビリルビンビリルビンもジアゾ反応を用いるため、アスコルビン酸により偽陰性になり得ます。
解説
正解は⑵です。アスコルビン酸は強い還元作用をもつため、酸化反応を利用する試験紙の項目を妨げます。潜血・ブドウ糖・亜硝酸塩・ビリルビンはいずれも酸化反応や酸化的なカップリングを用いるので、偽陰性となる恐れがあります。一方、蛋白の検出は指示薬の蛋白誤差という色素の性質を利用する原理で、酸化還元とは関係がありません。そのためアスコルビン酸の影響を受けません。原理が酸化反応かどうかで判断すると見分けやすくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成