輸血検査の内部精度管理で、確認する必要性が低い項目はどれか。
輸血検査の内部精度管理で、確認する必要性が低い項目はどれか。
- ⑴ 検査室気圧気圧は抗原抗体反応にも遠心の結果にも影響しません。日常的な管理項目にはなりません。
- ⑵ 検査室室温室温は反応の進み方を左右します。とくに低温反応性の抗体の検出に影響します。
- ⑶ 検査室湿度湿度は試薬の乾燥や静電気に影響し、カラム凝集法などで判定を乱す要因になります。
- ⑷ 恒温槽の温度37℃での反応が正しく行われているかを保証するため、恒温槽の温度確認は欠かせません。
- ⑸ 判定用遠心機の回転数遠心の強さが変わると凝集の判定が変わるため、回転数の確認は重要です。
解説
正解は⑴です。輸血検査の精度は、反応の温度と時間、遠心の条件、試薬の状態によって大きく左右されます。そのため恒温槽の温度、判定用遠心機の回転数、検査室の室温と湿度は日常的に確認します。室温は反応性に、湿度は試薬の乾燥や静電気に影響するためです。一方、気圧は抗原抗体反応にも遠心にも実質的な影響を与えないため、確認する必要性は低くなります。管理項目は「結果を動かしうるか」という観点で選ばれていると考えましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成