抗体を精製する方法でないのはどれか。
抗体を精製する方法でないのはどれか。
- ⑴ 塩析塩析は硫酸アンモニウムで溶解度を下げて免疫グロブリンを沈める、古くからの精製法です。
- ⑵ ゲル濾過ゲル濾過は分子の大きさの違いで分ける方法で、抗体の精製に使えます。
- ⑶ イオン交換クロマトグラフィイオン交換クロマトグラフィは電荷の違いを利用し、免疫グロブリンの分画に用いられます。
- ⑷ 塩化セシウム密度勾配遠心分離法浮力密度の違いで核酸を分ける方法です。抗体の精製には用いません。
- ⑸ アフィニティカラムクロマトグラフィ抗原やプロテインAとの特異的な結合を利用する方法で、純度の高い抗体が得られます。
解説
正解は⑷です。塩化セシウム密度勾配遠心分離法は、DNAやRNAを浮力密度の違いで分ける方法で、核酸の精製に用います。抗体の精製に使う方法ではありません。抗体は、硫酸アンモニウムを加えて溶解度の違いで沈める塩析、分子の大きさで分けるゲル濾過、電荷の違いで分けるイオン交換クロマトグラフィ、そして抗原やプロテインAとの結合を利用するアフィニティカラムクロマトグラフィで精製します。何の性質の違いを使って分けるのかを意識すると整理できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成