世代時間が最も長いのはどれか。
世代時間が最も長いのはどれか。
- ⑴ Bacillus cereusセレウス菌の世代時間は20〜30分程度で、一晩でコロニーを形成します。
- ⑵ Escherichia coli大腸菌の世代時間は約20分で、最も速く増える細菌のひとつです。
- ⑶ Mycobacterium tuberculosis世代時間が12〜20時間と極めて長く、培養に数週間を要します。
- ⑷ Staphylococcus aureus黄色ブドウ球菌も30分前後で分裂し、翌日にはコロニーが見えます。
- ⑸ Vibrio parahaemolyticus腸炎ビブリオはむしろ増殖が速く、条件がよければ10分前後で分裂します。
解説
正解は⑶です。世代時間とは、1個の細菌が分裂して2個になるまでにかかる時間のことです。結核菌はおよそ12〜20時間と極めて長く、培養に数週間を要する理由になっています。細胞壁に含まれる脂質が多く、栄養の取り込みが遅いことがその背景にあります。大腸菌や黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ、セレウス菌はいずれも20〜30分程度で、一晩の培養で肉眼的なコロニーを作ります。培養にかかる日数の違いは、この世代時間の差から説明できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成