細胞診検査材料のうち、最も低速遠心で集細胞法を行うのはどれか。
細胞診検査材料のうち、最も低速遠心で集細胞法を行うのはどれか。
- ⑴ 尿尿は細胞数が比較的多く、髄液ほど条件を下げる必要はありません。
- ⑵ 胸水胸水は量も細胞数も多く、通常の回転数で集細胞できます。
- ⑶ 膵液膵液は粘稠度が高く、髄液より高い回転数を要します。
- ⑷ 髄液細胞数が少なく壊れやすいため、最も低い回転数で集細胞し、細胞の形を保ちます。
- ⑸ 胆汁胆汁も粘稠で、髄液のような低速処理の対象にはなりません。
解説
正解は⑷です。髄液に含まれる細胞はもともと数が少なく、壊れやすい性質をもちます。強い遠心をかけると細胞が変形したり壊れたりして観察できなくなるため、集細胞は最も低い回転数で行います。オートスメア法やサイトスピン法のように、低速で直接スライドガラスに集める方法が用いられます。尿・胸水・膵液・胆汁は細胞数が比較的多く、粘稠度も高いので、髄液より高い回転数で処理してかまいません。検体ごとの細胞のもろさに合わせて条件を変えましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成