脳波の記録法で正しいのはどれか。
脳波の記録法で正しいのはどれか。
- ⑴ 時定数は0.1 秒が標準である。脳波の時定数は0.3秒が標準です。0.1秒では低い周波数の成分が小さく写ってしまいます。
- ⑵ T6 は右側頭葉の後方に相当する。10-20法では偶数が右側を表し、T6は右側頭部の後方に置かれる電極です。
- ⑶ 脳死判定では測定感度は20 μV/mm で記録する。脳死判定では2μV/mm まで感度を上げます。20μV/mm では微小な活動を見落とします。
- ⑷ てんかん発作が起きたときは直ちに記録を中止する。発作時の記録は診断上とても価値があります。安全を確保しながら記録を続けます。
- ⑸ サンプリング周波数200 Hz で高域は120 Hz まで正しく記録できる。標本化定理により、正しく記録できるのはサンプリング周波数の半分である100Hzまでです。
解説
正解は⑵です。国際10-20法では、電極番号の奇数が左、偶数が右を表し、T6は右側頭部の後方にあたります。時定数は0.3秒が標準で、0.1秒では徐波が小さく記録されてしまいます。脳死判定では微小な活動を見逃さないよう、感度を2μV/mmまで上げて記録します。てんかん発作が起きたときは貴重な記録になるので、安全を確保しながら記録を続けます。サンプリング周波数200Hzで正しく記録できるのは、その半分の100Hzまでです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成