体プレチスモグラフによる機能的残気量の測定原理はどれか。
体プレチスモグラフによる機能的残気量の測定原理はどれか。
- ⑴ Boyle-Charles の法則閉じた気道内のガスの圧と体積の積が一定であることを使って、胸腔内ガス量を求めます。
- ⑵ Dalton の法則Dalton の法則は混合気体の分圧に関するものです。ガス希釈法の考え方にはつながりますが、原理が違います。
- ⑶ Fick の法則Fick の法則は拡散に関するもので、肺拡散能力や心拍出量の測定で使われます。
- ⑷ Henry の法則Henry の法則は気体が液体に溶ける量に関する法則で、血液ガスの理解に使います。
- ⑸ Lambert-Beer の法則Lambert-Beer の法則は吸光度と濃度の関係で、比色分析やパルスオキシメータの原理です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。体プレチスモグラフは、気道を閉じた状態で呼吸努力をさせ、そのとき胸郭内のガスが圧縮・膨張して生じる圧と容積の変化から機能的残気量を求めます。温度が一定なら気体の圧力と体積の積は一定であるというBoyle の法則(Boyle-Charles の法則)がその原理です。Dalton は分圧、Fick は拡散と心拍出量、Henry は気体の溶解度、Lambert-Beer は吸光度に関する法則で、いずれもこの測定の原理ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成