1 回呼吸法による肺拡散能力測定のスパイログラム(別冊No. 3)を別に示す。ガ…
1 回呼吸法による肺拡散能力測定のスパイログラム(別冊No. 3)を別に示す。ガスを採取する部分はどれか。
- ⑴ ①安静換気の部分であり、検査ガスを吸入する前の段階です。採取の対象になりません。
- ⑵ ②検査ガスを吸入している最中で、肺胞でのガス交換はまだ評価できません。
- ⑶ ③息こらえの最中であり、ガスを呼出していないため採取できません。
- ⑷ ④呼出の最初の部分は気道に残っていた死腔のガスで、これは捨てる必要があります。
- ⑸ ⑤死腔のガスを捨てたあとに出てくる肺胞由来のガスで、拡散能力の算出に用います。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。1回呼吸法では、一酸化炭素とヘリウムを含む混合ガスを最大吸気位まで一気に吸い込み、約10秒間息を止めてから一気に吐き出します。このとき最初に出てくる部分は気道に残っていた死腔のガスなので捨て、その後に出てくる肺胞由来のガスを採取します。示されたスパイログラムでは、呼出の途中にあたる⑤がこれにあたります。死腔のガスを混ぜてしまうと一酸化炭素の取り込みを正しく評価できず、拡散能力を過大に見積もることになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-07.html)を加工して作成