新生児の梅毒血清反応において先天梅毒を示唆する所見はどれか。
新生児の梅毒血清反応において先天梅毒を示唆する所見はどれか。
- ⑴ TPPA 法が陽性である。母体からの移行抗体でも陽性になります。
- ⑵ RPR カードテストが陽性である。母体からの移行抗体でも陽性になります。
- ⑶ 抗カルジオリピン抗体が陽性である。母体からの移行抗体でも陽性になります。
- ⑷ FTA-ABS 法でIgM 抗体が陽性である。IgMは胎盤を通らず、児自身の抗体です。
- ⑸ 生後数か月の間に無治療でも抗体価の低下がみられる。移行抗体の自然な減少を示します。
解説
正解は⑷です。IgMは胎盤を通過しないため、新生児の血液からIgM型の梅毒トレポネーマ抗体が検出されれば、児自身が感染して作った抗体であり、先天梅毒を示唆します。TPPA法とRPRカードテスト、抗カルジオリピン抗体はIgGを含めて測るため、母体から移行した抗体でも陽性になります。移行抗体は生後数か月で自然に減っていくので、低下がみられることはむしろ感染を否定する所見です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-07.html)を加工して作成